齢20を過ぎて初めて日常的に本を読むようになった読書の初心者の、気ままな読書履歴です。ミステリ中心。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| HOME | 2008.11.10 Monそして誰かいなくなった
全然更新ができていなくてスミマセン;
ちょっとばかし時間を取られる事案を抱えていまして。 熾烈な競争を勝ち抜かなきゃならなくてなかなかブログの更新まで手が回らないんですよね。 いや何の話かって、カルドセプトですけども。 てなわけでひたすらカルドセプトDSばっかりやっていて更新ができていないわけなんですけども、一応ね、更新しようと思ったことは何度もあるんですよ。 それなのに更新できずにいたのはカルドセプトDSが面白すぎるからってだけではなく、別の理由もあって。 関連のある本の感想を続けて書いていくっていうことに拘り過ぎているという。 例えば米澤穂信氏関係の本の感想を一本書いたらその後氏の作品の感想を続けて何本も書いたり、アンソロジーの感想を何本も続けたり、「涙繋がり」で感想を書いたり。 このブログで取り上げる本の間に何らかの繋がりがあったほうが一つの感想が持つ可能性が広がるかなぁと思ってここ最近そんな風にしているんですけど、これをやると困るのが書きたい時に感想を書けないってことなんですよね。 読み終えたばかりの本があっても今はこの著者の作品の感想を続けているからまた後にしようとかいう風になってきて、いざその本の感想を書くときには読み終えた時の感動だとか感想を書きたいっていう気持ちが弱まってしまっている。 更新頻度が高いうちはまだしも、低くなってくると読み終えてから感想を書くまでにどんどん時間が経っちゃいますからね。 さすがにこれはまずいだろうってことで、今後は全然繋がりとか関係なく書きたい時に書きたい本の感想を書いていくことにしようと思います。 なので、なんでいきなりこんな本の感想を書いたんだって感じるようなことが起こるかもしれませんが、その際は多分事前にこんな本を読んだんだろうなぁとか、想像を膨らませてみて下さい。 仮にもし今後いきなり携帯小説の感想を書いたら、「ああ、ガッシ! ボカッ!でアタシは死んだんだなぁ」と。
前置きがやたらと長くなってしまいましたが本の感想に移っていきます。 前回のエントリとは何の繋がりもなく、読み終えたばかりのこの本を。 タイトルから想像が付く通り、アガサ・クリスティの名作『そして誰もいなくなった』をモチーフにした作品です。 豪華クルーザーに招待された客とクルーが海上で次々殺されていくという内容なんですが、クルーザーの名前がインディアナ号だったり、招待主が不明だったり、客達の罪を告発するテープが流されたり…本文中で何度も作品名に言及するほどあからさまに『そして誰もいなくなった』を意識した作りになっています。 『そして誰もいなくなった』を意識した作品としては真っ先に綾辻行人氏の『十角館の殺人』が思い浮かぶと思うんですが、十角館の殺人が1987年9月に発表されているのに対し、『そして誰かいなくなった』は1988年10月に発表されていて、こちらの方が後発です。 新本格ブームを巻き起こしたとされる十角館の殺人の後に発表されたということで、二匹目のドジョウを狙ってこんなあからさまなタイトルを付けたのかなぁと邪推してしまうんですが、実際のところはどうなんでしょう。 比較されてしまうことになってしまってデメリットの方が大きい気がするんですよね、個人的には十角館の殺人の方が圧倒的に楽しめただけに余計に。 まぁ十角館の殺人は私がミステリにはまったきっかけになった本ということでかなり思い出補正が掛かっていると思いますし、そして誰かいなくなったの方が断然面白いじゃんと感じる人も当然いると思うんですけども。 比較なんてせずに純粋に作品の面白さだけを見たら、この作品もかなり面白い部類に入ると思いますから。 名作のタイトルをほんの1文字変えただけということでインパクトは抜群ですが、このタイトルで話を展開するのってかなり難しいと思うんですよ。 実際終盤に差し掛かるまで「タイトルはあくまでタイトルに過ぎず内容とは関係ない」と開き直っているのかなぁと感じたぐらいで。 でも最後まで読むと、「なるほど看板に偽りはないわ」と思えるんですよね。 登場人物達がすごくありがちな人物造形で全然キャラクタに魅力が感じられないのにも意味があって、作品全体としての魅力を高めるのに貢献しているんだから恐れ入ります。 正直「小説」としては全く面白くないですが、「ミステリ」としては一級品なんではないかと思います。 私はミステリにも小説的面白さを求めてしまうので(だから米澤氏の作品なんかが大好きなんですが)、少々物足りなさを感じてしまうものの、トリックが素晴らしければオールオッケーっていう方だったら更に楽しめるんじゃないかなぁと思います。 なんにせよ、読んで損はない一冊だと思うんで、未読でしたら是非一度読んでみてくださいな。 ーえ?この感想のオチ? 「そしてオチもいわなくなった」 (キリッ
テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 ≪儚い羊たちの祝宴 | Home | 2008/10月 読了本≫ Comment
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