| 齢20を過ぎて初めて日常的に本を読むようになった読書の初心者の、気ままな読書履歴です。ミステリ中心。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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新しい記事を書く事で広告が消せます。 yanbal1915 at --:-- スポンサー広告 Top↑ 2008.09.27 Sat氷菓
ちょっと気を抜くとすぐ更新が滞ってしまうから困ったものです。
こんなペースじゃ九月中に米澤氏の既刊全ての感想を書き終えるのは到底無理そうです。 ここらでビシッと気合を入れないと。 もうね、逃げ場のないよう宣言しておきましょう。 残りの作品の感想を今日中ーというのはさすがに厳しいんで今日明日中ーというのもちょっとしんどいんで九月中ーいやいやもうちょっと余裕を見て十月中にーここまで来たらいっそ二十一世紀中にー絶対書き終わらせます! うわー逃げ場無くなっちゃったー
古典部シリーズの第一作目。 米澤氏の代表作でありながらこのシリーズは読むのを最後まで先送りにしていました。 というのも一番のお楽しみは最後に取っておく主義だからではなく、単純に苦手意識があったからです。 インシテミルの感想を書いたときに触れたんですが、この古典部シリーズの第二作目にあたる愚者のエンドロールは昔読んだときにあまり楽しめなかったんですよね。 そんな記憶があって、しかも古典部シリーズ以外の作品を読んでことごとく気に入っていたもんだから余計に手を出しづらくて。 幻想が消えるのって怖いじゃないですか。 折角古典部シリーズを意図的に排することで「米澤作品にハズレなし」という幻想を作り上げたのに、これを読んじゃうとそんな幻想木っ端微塵に消えてしまうかもしれない。 とはいえ米澤作品を全部読むと心に決めた以上避けては通れないわけで。 もしつまらなかったなら所詮幻想は幻想、真実ではなかったんだと納得しよう、そんなある種の覚悟を持ってこの作品に臨んだわけですがー 大丈夫、ちゃんと面白かった。 「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に」というモットーを持つ主人公が愚者のエンドロールではどうにも好きになれなかったんですが、この氷菓でもそこは同じで、最初は全然好きになれなかったです。 やらなくてもいいことならやらないと言いつつも、どう考えてもやらなくていいことを何かしらの理由をつけてやる。 やれ義理を立てない理由もないだの、他人がしなければいけないことを手伝うのは少しもおかしくないだの。 だったらもったいぶらずに最初からやれよと、その主義主張の一貫しなさにいらいらさせられっぱなしだったんですがー最後まで読み終えたときには何故か「こやつめハハハ!」と思えるようになっていたんですよね。 何故そう思えるようになったのかはいまいち自分でもはっきりとした理由が分かんないんですが、ミステリとして面白かったというのが大きいんじゃないかと。 昔(あくまでも昔)愚者のエンドロールを読んだときはミステリ的にもあまり面白いと思えなかったので主人公のウザさが鼻につくだけで終わってしまったのに対し、この氷菓ではミステリとしての面白さが主人公のウザさというマイナス要素を補って余りあるものだったために、逆に主人公が好きになっちゃったという。 まぁ好きになったというのは言い過ぎで、嫌いではなくなったって感じでしょうか。 こんな面白いミステリを提供してくれるなら主人公が多少ウザくても気にならないぜって感じ。 さてさて主人公のウザさが気にならなくなったってことしか言ってないんでいいかげん内容にも…と思ったんですが、良いですよね、もう。 そこは読んでのお楽しみということで。 とにかく氷菓から順に読んでたら昔の自分もこのシリーズに変な苦手意識を持たなかっただろうなってことを強く感じるんで、古典部シリーズは順番に読むことを強くお勧めします。 昔の私がそうだったんで言いますが、「氷菓」と「愚者のエンドロール」っていうタイトルだけ見たら愚者のエンドロールの方が俄然面白そうですよね。 だからって愚者のエンドロールから読んじゃうとその愚者のエンドロールも満足に楽しめないし、下手したら私みたいに古典部シリーズに苦手意識を持つことになりかねないんで注意してください。 あ、あともう一つ注意を。 この感想にオチなんてないです。
テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 ≪愚者のエンドロール | Home | ボトルネック≫ Comment
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