齢20を過ぎて初めて日常的に本を読むようになった読書の初心者の、気ままな読書履歴です。ミステリ中心。
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2008.09.23 Tue
ボトルネック
今回感想を書くのは、米澤作品の中でもひときわ異彩を放つこちら。


ボトルネックボトルネック
米澤 穂信

新潮社 2006-08-30
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さよなら妖精インシテミル同様ノンシリーズものの本作。
米澤氏の既刊を一通り読み終わって(まだ古典部シリーズの感想を全く書いていませんが一通り読んでいます)分かったのは、ノンシリーズものはシリーズものと比較して実験的な要素が強いということです。

謎解きの無力さを痛切に描き切った、さよなら妖精。
記号的な設定・登場人物を用いてミステリという枠の中で遊んでみせた、インシテミル。
SF要素を取り入れて無能感の化け物を書いた、ボトルネック。

さよなら妖精以前の作品である氷菓、愚者のエンドロールと以後の作品とを比べると、その苦さがより深みのあるものになっているように感じます。
実験的な作品を書くことで著者は成長し、また、実験的な作品を読むことで読者は著者の新たな魅力を知るといったところでしょうか。
加えてノンシリーズものには著者の「凄味」があるように感じるんですよね。
挑戦するからには半端な作品は書かない、というか。
某奇妙な冒険風に表現すると
こいつには、やると言ったらやる………『スゴ味』があるッ!

そんなわけで、他のノンシリーズもの同様このボトルネックに私は大きな魅力を感じているんですが、ひょっとすると合わないと感じる人もいるんじゃないかと思ったり。
二年前に死亡した恋人を弔うため福井県東尋坊を訪れた主人公。
強い眩暈に襲われた彼が次に気付いた時、彼がいたのは生まれてこなかったはずの姉が自分の代わりに生活している世界だったー
という内容の話なんですが、ものすごーく要約すると主人公がひたすら打ちのめされる話ですからね。
元いた世界へ帰る方法を模索しているうちに二つの世界が微妙に違う原因や恋人の死の真相が分かる。もとい、分かってしまう
著者のこれまでの作品でも主人公達は「謎を解いてしまったが故に味わってしまう苦さ」というのを味わっているわけですが、それは全能感の裏返しとしての無能感であったわけです。
言うなれば、天狗になった鼻をへし折られる感じですね。
それに対して、この作品の主人公は全く天狗になっていませんからね。
鼻高々でなんかないのにこれでもかこれでもかとその低い鼻をへし折りに来られる。
全能感なんて味わう暇もなくただひたすら無能感にさいなまれる、そんな主人公の姿を見せられることに嫌悪感を抱く人がいても不思議じゃないです。むしろ、それがまともなのかも。
でもね、大好きです。
私は大好きですよ、この話。
他人の不幸を見るのが好きで好きでしょうがないからーではもちろんありません。
いくらでもご都合主義的な展開にできるのに、それを敢えてせずにとことんまで主人公を追い詰める。
そうして生まれた「凄味」、その味わいが格別なんです。

とにかく半端な気持ちじゃこの作品は書けなかっただろうと思います。
今までの作品の読者からは手放しでは歓迎されないかもしれないーそれでも書くし、書かなければならない。
そんな著者の覚悟に、ぼくは敬意を表するッ!

テーマ:SF小説 - ジャンル:本・雑誌
yanbal1915 at 23:20    米澤穂信    Comment(0)   TrackBack(0)   Top↑

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