| 齢20を過ぎて初めて日常的に本を読むようになった読書の初心者の、気ままな読書履歴です。ミステリ中心。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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新しい記事を書く事で広告が消せます。 yanbal1915 at --:-- スポンサー広告 Top↑ 2008.09.13 Sat春期限定いちごタルト事件
前回の更新で東川篤哉氏の作品の感想に一区切りがついたわけだから、これからはどんどん毛色の違う本の感想を書いていくんだろうーもしそんな予想をしていた方がいらっしゃたらスミマセン。
これからしばらくは米澤穂信氏の作品の感想がひたすら続きます。 ひたすらっていうのがどれくらいかというと、雑誌掲載短篇を除く既刊10冊のうち既に感想を書いているインシテミルとさよなら妖精以外全部ということで、更新8回分。 私の更新ペースを考えると下手したら9月いっぱいひたすら米澤穂信氏の作品の感想が続くことになるわけで、氏の作品に興味のない方にはつまらないことこの上ないとは思いますがどうかご容赦を。 というか、もういっそ好きになっちゃえばいいじゃない。 さぁ、そんなわけでブログの閲覧者そっちのけの感想を始めていきますよ〜 まずは小市民シリーズの第一作目に当たるこちらから。
…ものすごく季節はずれな感じがするけど気にしない。 さよなら妖精同様、日々の暮らしに転がるちょっとした謎を扱う日常ミステリです。 長編ではありませんが、各短編に繋がりがあるという連作短編形式になっています。 小鳩君と小佐内さんという恋愛関係にも依存関係にもないが互惠關係にある二人の高校生を主役に展開する小市民シリーズ。 なぜ小市民シリーズかというと、この2人が共通して掲げる徳目が「小市民たれ」だからです。 小市民たらんとする以上、探偵をするなんてもっての他ーなのに気がつけば謎を解く必要に迫られる小鳩君。 積極的に謎解きをしようとしないとはいえ探偵としての能力は高く、けっこう難解な謎でもあっさりと解いてしまいます。 特に「おいしいココアの作り方」で見せる推理のキレはすばらしい。 消えたポシェットや意図不明の二枚の絵、割れたガラス瓶といった謎も彼にかかれば謎でさえない。見事な名探偵ぶりです。 とはいえポシェットが消えたりビンが割れたりと扱う謎はちょっぴり地味目。 「怪奇!消えたポシェット」「二枚の絵、今浮かび上がる驚愕の真実!」「割れたガラス瓶ーthe broken glass bottleー」ーそれっぽく言ってみようとしてもやっぱり地味。どうしようもなく地味です。 でも扱う謎が地味だからって楽しめないかというと全くそんなことはなく。 扱う謎は地味でもきちんと論理的な推理を行ってくれるのでミステリとしてしっかりと楽しむことができるし、あまり興味を惹かれないような謎でもキャラクターの魅力でぐいぐい読み進めさせてくれます。 全四作で構想されているシリーズの第一弾という位置付けながら、単なるキャラクターの紹介に留まっていない本作。 果たして彼らは小市民の星を掴み取ることができるのかーわたし、気になります! あ、ごめんなさい、これは違うシリーズでしたね。
テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 ≪夏期限定トロピカルパフェ事件 | Home | 館島≫ Comment
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