齢20を過ぎて初めて日常的に本を読むようになった読書の初心者の、気ままな読書履歴です。ミステリ中心。
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2008.08.19 Tue
ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ !
しばらくは帰省中に読んだ本の感想をどんどん書いていくつもりでいたんですが、新しく本を読み終えちゃったんでそっちの感想を優先したいと思います。
こうして感想を書かないうちにどんどん新しく本を読んでいくもんだから積読ならぬ積感想(語感悪っ)が増えていくんだよなぁとは思うものの、好奇心はなかなか抑えられないものだから仕方ない。
積感想を増やさないためにも、読んじゃったものはさっさと処理しておかないとね。
それに前回感想を書いたアクロイド殺しと今回読んだ本とは図らずも意外な犯人が主題の作品という繋がりがあるんで、この順番で感想を書くのもなかなか良いんじゃないかと。


ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ ! (講談社ノベルス フK- 1)ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ ! (講談社ノベルス フK- 1)
深水 黎一郎

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タイトルの「ウルチモ・トルッコ」はスペイン語で、「究極のトリック」を意味します。
スペイン語じゃなくてイタリア語だとする意見を多く見かけたんですが、作中でスペイン語が出てきますしどちらかといったらやっぱりスペイン語だろうと。まぁ、スペルが表記されていない以上どっちが正しいかは分からないし、そもそも意味が一緒だったらどっちでも良いんでこの話は置いておいて。
第36回メフィスト賞受賞作で、刊行が2007年4月。
どう考えても旬は過ぎていて今更感想を書いても…と思わなくはないですが、そんなの気にしていたら何も書けなくなってしまいますからね。
刊行当時はその存在を知りもしなかったこの作品ですが、知ってしまったらこれほど読まずにいられなくなる作品はないですよね。
何せ犯人=読者ですよ。
某奇妙な冒険風に表現するなら殺したのはおれだったァーーーという、ヌケサクもびっくりな真相ですからね。
過去にも犯人=読者という難題に挑戦したものはあったと作中で述べられているのですが、私の浅い読書経験だとこれは未知の領域ですから、ご丁寧にも表紙の一部が鏡面のようになっていて自分の顔が映るようになっていたり帯に「あなたが犯人!」とでっかく書かれていたりとものすごい地雷臭がしても、踏まずにはいられません。
どうせトンデモネタだろかかってこいやァーと半ばやけ気味に読み始めたわけですが、いざ読んでみるとこれがなかなか良くできていてビックリ。

「読者が犯人というすげーネタ考えたから買っておくれ」という電波な手紙が語り手である「私」(=小説家)に届くことからこの本は始まるんですが、こうして作中、更にはタイトルで読者が犯人だということが明記されているわけですから、既に読者にとっては犯人は意外な人物ではなくなっているんですよね。
犯人はヤスだと分かってプレイして「マジでぇ!?犯人ヤスだったのぉ!?」とびっくりする人はいませんから。
だからこの本の楽しみ所は意外な犯人が明らかにされることではなくて、自分が犯人だということをどうやって納得させてくれるのかにあると言える。
では実際に自分が犯人だと納得できるかというとーこれは正直う~むと唸ってしまうところなんですよね。
某奇妙な冒険風に表現するなら殺したのはおれだったァーーー?という、ヌケサクも困惑な真相です。(これに関してはこちらに詳細な考察ネタばれ注意があるんでご参照下さい)
ですが、結末に至るまでの過程が秀逸で、どうやって納得させてくれるのかという興味に「そもそも誰を殺したのか」という疑問も加わって最後まで飽きずに読ませてくれるし、一見関係なさそうな途中のエピソードも真相に絡んでくる無駄のない作りに、当初想定していた楽しさとは別の楽しさが見いだせて妙に満足してしまったのです。
ーといってもこれはジャイアン現象(普段悪い事ばかりしているせいでたまに良いことをするとすごく良い奴に思える現象)かもしれないですけどね。
あまりにトンデモで残念な出来を予想していたのが意外にまともだったのですごく面白く感じたのかも。

とにかく、派手な印象とは対照的な地味な面白さがあったりと不思議な魅力のある作品です。
万人にお薦めできるような代物ではないですが、地雷だと敬遠するのももったいないと思うんで一度読んでみて下さいな。
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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌
yanbal1915 at 20:51    深水黎一郎    Comment(0)   TrackBack(0)   Top↑

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